これまた不定期で龍神伝説の残る神社などについて書いていこうと思います。
シリーズばっかり増やして収拾つくのか?という自問自答を残しながら始めてみます。
まあ、大体「始めよければ全てよし」、と公共事業といっしょですね(笑)
「八大龍王神社」徳島県神社誌では単に「龍王神社」となっております。
住所としては石井町藍畑となりますが、Mapを見ても判りますように
(おーいGoogleMapさん「大龍王神社」になってるよ)
この辺りは「竜王」という土地でございます。
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御祭神は「豊玉比売命」
綿津見神の娘。邇々芸命が大山津見神の娘木花佐久夜毘売との間にもうけた
火遠理命(山幸彦)と結婚し、鵜茅不合葺命を生みました。その際、出産の姿を見てはならないと言っておいたのに火遠理命(山幸彦)は約を違えて覗いてしまいます。
すると、なんと豊玉比売命は龍の姿だったのです。(市原悦子風に)
日本書紀 神代編では
後豐玉姫、果如前期、將其女弟玉依姫、直冒風波、來到海邊。 逮臨産時、請曰、妾産時、幸勿以看之。 天孫猶不能忍、竊往覘之。 豐玉姫方産化爲龍。
と書かれております。
憶えておいてほしいのは
豊玉姫と名の付く延喜式内社は全国に二社、それも阿波國にしか
ないってことです。
天石門別豊玉比賣神社(雨降神社)
和多都美豊玉比賣神社(王子和多都美神社) です。
なおかつ、この近辺には「豊玉比売命」を祀る神社がけっこうあります。
下のMapを見てください。
上に挙げた
雨降神社
王子和多都美神社
の他に「王子神社(豊玉比売神社)」「青木神社」「広浜(濱)神社」
そして今回の「八大龍王神社」などです。
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ついでのついでなんですが、「豊玉姫」の父親である「海神」「海神豊玉彦
(わたつみとよたまびこ)」を祀る神社は神戸に「海神社(わたつみじんじゃ)」として
ありますが、阿波にはズバリ「少童(わたつみ)神社」としてあることを書いておきます。
残念な事に、この「八大龍王神社」についてははっきりした由緒が残ってないのです。
洪水に見舞われ、今の場所に移った程度です。
あ、いかんいかん写真をまだ出してないっすね。
これがね、着いた途端に土砂降りになってやんの。
狙いすましたように(笑)いや、行く前から嫌われたかなって感じです。
雨粒が写ってるの見える?
神社内末社にはこのように「龍神祠」が祀られております。
あと、なぜか猿田彦神が祀られていたりしますが「船戸神」との関わりでないかと
思ったり、思わなかったり(どっちだよ)。
でね、「豊玉姫」についてはこの石井町に伝承が残ってて、むかーしに書いた記事の
あろうことか、あるまいことか「豊玉姫」は石井町高原で82歳でみまかったそうです。
それが「烏の森」。
一応ね。
だーれも、なーんにも言ってくれないけどぉ(←すねてんのかよぉ)
取ってつけたように王子神社(豊玉比売神社)こと烏の森の写真を貼っておきます。
おっと、何のテーマだか分らなくなってまいりました。
こんな事で続くのでしょうか。
不安を抱えたまま、本日はこの辺で。
次回はもうちょっと龍神の話を入れますんで。