板野郡藍住町笠木字中野147
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祭神 天石門別八倉比売命
創立年代は明らかでないが華表などによりかなり古くから在った
社のようである。昭和二十年(1945)村社に列せられ間もなく
終戦を迎えて今日に至っている。
「阿波志」に「杉尾祠笠木村に在り」と記され寛保帳にも
「笠木村杉尾大明神 宮坊矢上村山伏延寿院」と記載されている。
徳島県神社誌
「大日孁女命(天照大神)」気延山はもと杉尾山と呼ばれ神社も
「杉尾大明神」と言われていた事はご存知の通り。
徳島県内に「杉尾神社」が二十社程あるのもご存知の通り。
例えば鴨島町の「杉尾神社」地名も「吉野川市鴨島町大字牛島字杉尾」
御祭神は「天水沼比古神」と「天水塞比賣神」
そして、この藍住町の杉尾神社の御祭神は「天石門別八倉比売命」
ちなみに、和歌山県の「杉尾神社(おはらさん)」の御祭神は
「大山祇神」「誉田別命」
神戸市の「小部杉尾神社(おおぶ すぎおじんじゃ)」では
「天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)」
いずれも何故「杉尾」なのか不詳であるところが共通しています。
正味のところ、これだけではなんにも分らなかったので実際に行ってみると
上、写真のような本殿と
末社として「八坂社」「恵比寿社、大黒社」があります。
そして、
「改築の碑」があり、これに由緒が少し記されていました。
途中まで記してみましょう。
当社の祭神は天石門別八倉比売命と申し此の地に奉斎
された年代は不詳なるも村民は杉尾大明神と尊称し深
く崇拝す。室町時代(約五百年前)当地に笠木城あり
城主笠木掃部頭特に当社を崇敬されたと謂う。蜂須賀
家政公ある時当社の前を馬にて通過せんとするに馬進
まず已むなく下馬し当神社を参拝再び馬上の人となれ
ば忽ち馬進めり是より家政公当社を崇敬し蜂須賀家の
家紋入り高張提灯を奉納す 社前鳥居両脇に在りし卍
雪洞沓石は崇高なる大神の御神徳を如実に物語る何よ
りの証拠なり。
以下略
これでもまだ分らない。
笠木城についても、よく分りません。
「藍住町誌」をめくってみても何も載ってない。矢上とかのことは普通に
載ってたんですがね。
蜂須賀家の天石門別八倉比売命崇拝がここらから始まったのは、何となく
分るんですが。
ともあれ「杉尾」社のことは奥が深そうです。
以降、「ある資料」と絡めて追っかけていきますが、小さい声で言いますが
今度はある意味ちょっとヤバイ。意味分んないでしょうが書けない事もあるんです。
杉尾神社と天石門別八倉比売命、ちょっと時間は置きますが、多分書くでしょう。
ぐーたらさん、こんばんは!
返信削除杉尾神社って多いですよねェ。
神社名だけで判断して、古代にあまり関係のない神社かと
思っていました。知らないということはこわいですね~。
勉強になります。
to サクラサク4869 さん
返信削除こんばんは。
そうなんです杉尾神社と御祭神には共通性がないんですよね。
大己貴命十三社、住吉三神一社、素盞嗚尊一社、事代主命一社
少彦名神一社、建御名方命一社、天石門別八倉比賣神二社
不詳一社、天水沼間彦神 天水塞姫神一社ということです。
大己貴命が多いようではありますが.....
どうも納得いきません。
それに加えて、なんで藍住に天石門別八倉比売命?
?マークがいっぱい付いてきます。