2011年2月12日土曜日

八万町 銅の鳥居から天一神社へ(3)

前回までの記事をご覧になってない方は
八万町 銅の鳥居から天一神社へ(1)
八万町 銅の鳥居から天一神社へ(2)
をご覧下さいませませ。

前回の日出神社御祭神の稚日女尊のところで色々出てきたんですが、個人的には
丹生都比賣大神(にうつひめ)で、天照大神の妹神だと言うのが妥当な線じゃな
いかと思ったりもします。
でも、そうしたら天照大神は、スサノオに妹を殺された事になり、後の話が納得
できなくなるのも確かです。

では、先へ進みます。(稚日女尊の話はほったらかしかよ)
日出神社社殿の裏から、写真は無いけどアップダウンのきつい道を通ってさらに
進むと。
「農神社」です。ここもホントに小さな社殿でございます。
御祭神は草野姫(かやのひめ)命
日本書紀に現れる草祖草野姫(くさのおやかやのひめ)のことで、古事記では
鹿屋野比売神であり、別名は野椎神(のづちのかみ)とされています。

Wikipediaを見ますと
伊弉諾尊 (いざなぎ)・伊弉冉尊 (いざなみ)の間に生まれた。 
『古事記』においては、山の神である大山祇神との間に、4対8柱の神を生んだ。
神名の「カヤ」は萱のことである。
萱は屋根を葺くのに使われるなど、人間にとって身近な草であり、家の屋根の葺く
草の霊として草の神の名前となった。
別名の「ノヅチ(野槌)」は「野の精霊(野つ霊)」の意味である。

とされております。
この由緒書きはすっごく読みにくいんですが

農神社
御祭神 草野姫(鹿屋野比売神)
野原を司りすべての作物を
守護し給ふ私等の生活に
直結する神様であります
御鎮座年月日 由所不詳

であります。ここもなぜ草野姫命が祀られているのか、全く分りません。
社殿裏には小さな祠がありました。
で、ここから尾根道を通って375メートルほどで、天一神社に着くはずなんですが
「道が通れない」

山道でよくある事ですが、最短の尾根道は倒木があったり、雑木が茂っていて通行
不可能になってました。
100メートルくらいは頑張ったんですが、道自体が怪しくなってきたので、上の
農神社まで引き返しました。
そこで、尾根道から右下(北方向)を覗くと舗装路があるじゃないですか。
多分、天一神社に直接つながってる道だろうと判断して、その道まで降ります。
そして、天一神社方向へ歩き出したんですが、
ここで来ました。
「デッド・ポイント」じゃあ。
ジョギングなんかしてて一番苦しくなるところがありますよね。
心拍数の上昇に酸素供給がついて行けなくなるあたりでこうなります。
普通に平地でジョギングしてるのなら、辛抱して少しペースダウンするくらいで
走ってるとまた急に楽になりますよね。「セカンドウィンド」って言うそうですけど。
日頃体を動かしてない、おっさんは、この「デッド・ポイント」がとにかく長い!
それでまた、道は舗装してあるけど「激坂」。
油汗たらして、ぜーぜー、ひーひー言いながら、亀さんのペースで足を引きずって
登って行きます。知らない道に入ってるから、神社までの距離は分らないし、ホントに
道が合ってるかも不安だし・・・
最悪、迎えにきてもらうにも、道の説明ができないしねぇ。
道はこんな感じです。
写真に見えるよりは、相当急勾配です。
山側にはこんな石組みもあって、怪しさ抜群ですな。

で、目の前がかすんできた頃に、こんな鳥居が。
農神社から尾根道を進んでくれば、ここに出るはずだったんですね。
鳥居脇に灯籠と祠跡のようなのが、ここもすっごく怪しいでしょ。
本当なら、◯◯神社とつく社殿が祀られていたように思います。
一応ルートMapを書きました。


より大きな地図で 天一神社 を表示

南側の道が本来の尾根道ルート、上(北側)にもう一本引いてある線が今回歩いた
ルートです。
結果的に距離はあんまり変わらないように見えますが、舗装路は「激坂」です。
軽自動車で4人乗りなら登らないんじゃないかと思うほど。

で、天一神社まで、あとちょっとなんだけど、もう一回だけ「続く」にさせてね。
See you !

8 件のコメント:

  1. サクラサク48692011年2月12日 17:57

    ぐーたさん、こんばんは♪
    八万、おもしろいですねー。
    会社の窓から裏の山を見て、早く行きたいと思っておりました。
    ぐーたらさんの記事を読んで想像以上なので驚きです。
    改めて凄いところだと感じました。

    八万村史を読んで黒岩神社は私も行きたいと思っていました。
    ぐーたらさん、続きを楽しみにしてます。
    (出た~プレッシャーかけ・・・(笑))

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  2. to サクラサク4869 さん
    >八万、おもしろいですねー。
    でしょう。結構きてるでしょ。ラスト一回、頑張りましょうか。
    黒岩神社は先に行ってくれてもいいですよ(笑)
    でも渋野、方上もおもしろいですねー。
    天王の森古墳とかマンジョ塚二号墳は?(ニヤリ)

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  3. デッド・ポイント!!
    この言葉は聴くだに恐ろしくも悍ましい。
    上醍醐への登りでこれを経験して以来、
    坂は絶対に急ぎません。
    何しろオーバーペースにならぬよう、
    若者からどんなに失笑を買おうと、何しろ亀のごとく、
    しかし一定のペースで...
    最後に笑えば良いのだよ、ペースの崩れた若い君たちよ。

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  4. to 猫の兄弟 さん
    何度も経験してるのに、一向に懲りない、学習能力の無いワタクシ。
    剣山に行ったときも「やってしまった」し、眉山の怪しい所を登って
    たときも「やってしまって」ます。
    あれ、突然来るんですよね。
    今回はちょっとと言うか、大反省いたしました。
    何しろ人っ子一人いないような所でしたので、何かあったらシャレになりません。

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  5. 農神社から先も一応行けますよー
    僕は3回くらい行っていますが、毎回蜘蛛の巣張ってるので自分以外は
    ほとんど来てないんじゃないでしょうか。
    農神社と天一神社の間でどう見ても山道な登り坂があるんですが、
    そこが迷う最大のポイントですね。
    最初行った時は、自分の進んでる道が本当に神社に
    通じてるのかわからず怖かったです。

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    1. はじめまして。
      やっぱり行けるんですね。
      この時は雑草が生い茂ってて、行けるかどうか分らなかったので止めちゃいました。
      山道は迷ったら終わりって気持ちがあるんで、怖いですね。

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  6. この記事を見て、春休みの内に行ってみました
    人が通った気配も無かったので少し怖かったです
    今でも地域の方の手入れはされているのでしょうか・・・

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    1. 銅の鳥居、天一神社は大丈夫だと思いますがその間は?ですね。

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