2011年7月30日土曜日

快気祝い

ご無沙汰しております、ぐーたらと申します。
って言わなきゃみんな忘れてるでしょ。そうですボクですよ。
え?知らない?
まあ、いいっすけどね。
いろいろございましたが、一段落いたしましたので、またもや愚にもつかないブログなど
ぼちぼち書いていこうかなと目論んでおります。
ちょっと間が空いてしまいましたので、快気祝いと言うことで今回のお題は二つ。
まずは四国八十八ヶ所第三番札所「金泉寺」でございます。
場所はここ。

より大きな地図で 金泉寺 を表示

金泉寺(こんせんじ)は、徳島県板野郡板野町にある高野山真言宗の寺院。四国八十八箇所霊場の第三番札所。亀光山(きこうざん)釈迦院(しゃかいん)と号する。本尊は釈迦如来で、脇侍に薬師如来・阿弥陀如来を安置する。wikipediaより

さらには
寺伝によれば天平年間(729年 - 749年)に聖武天皇の勅願により行基が本尊を刻み、金光明寺と称したという。弘仁年間(810年 - 824年)に、空海(弘法大師)が訪れた際に、水不足解消のため井戸を掘り、黄金井の霊水が湧出したことから寺号を金泉寺としたという。
亀山法皇(天皇在位1259~1274)の信仰が厚く、京都の三十三間堂をまねた堂を建立、千躯の千手観音を祀った。また、背後の山を亀山と名付け山号を亀光山と改めた。また、『源平盛衰記』には、元暦2年(1185年)に源義経が屋島に向かう途中本寺に立ち寄ったとの記載がある。
1582年(天正10年)には長宗我部元親による兵火にて大師堂以外の大半の建物を焼失たが、建物はその後再建され現在に至る。境内からは奈良時代の瓦が出土しており、創建は寺伝のとおり奈良時代にさかのぼると推定される。 wikipediaより

で、境内については
金泉寺仁王門
金泉寺御印
山門(仁王門)
本堂
大師堂:2008年11月改築。
観音堂
護摩堂:格天井に花鳥画が描かれている。
閻魔堂
鐘楼
慈母観音
黄金井の井戸:この井戸に自分の顔が映れば長寿であると伝えられている。
弁慶の力石:力試しに弁慶が持ち上げて見せたと伝えられている。
満願弁財天

などなどと記載してありますが、なんでこれを書かないのか?
というのが下の写真
これは何でございましょうか?近くに寄ってみますと
なんと「長慶天皇御陵」とございます。
「長慶天皇」については在位・非在位すら疑われている天皇で、宮内庁は、昭和19年に
なって、京都嵯峨の慶寿院跡を「長慶天皇御陵墓」と決定しております。
また「長慶天皇御陵」と言われる場所については全国に20箇所ほどもあるそうですので
当然ここも疑われてしかるべきではありますが。
今、写真がないんですが「金泉寺」からほんの200mほどの場所にある「亀山神社」
勘のいい人はお気づきでしょうが、この裏山の「阿王塚」が99代「亀山天皇」の御陵
と呼ばれており、「金泉寺」の裏山にも古墳がありそこが実際の御陵ではないかと言わ
れていることを付記しておきます。
「金泉寺」裏山の古墳からは相当数の出土品があり、詳しい資料が今手元にないんですが
またまた書きのような資料の記載にはやはり長慶天皇御陵のようだとあります。

下の写真にある石が「御陵石」で菊花の紋章が刻まれており
「南朝長慶帝寛成尊太上天皇御陵」
光永五年三月十九日崩御御寿五十三才
と刻まれております。

ワタクシめが見ておりました限り全てのお遍路さんはここを無視しておりました。

さて、もう一つのお題は
下の写真
道ばたにある小さな祠のようですね。
場所はここ

より大きな地図で 白鳥神社 を表示

先に書いた「金泉寺」から車なら1分ほどの場所ですが普通は「金泉寺」に詣でるにして
もここらは通らないのかな?
通るにしても一瞬で見逃してしまう場所ではあります。
近づいてみると案内の看板があります。
転記するのがめんどくさいので写真のまま読んでください。
ぜひクリックし拡大して読んでください。
そうなんですここは「白鳥神社」なんです!
それも「日本武尊」を祀る!!
というか全部読んでと書きながら、読んでもらうのは最後の2行だけでいいでしょう。
大川郡松原はご存知の通り讃岐の「白鳥神社」がある場所ですね。
大川郡松原に飛来の途中って「通説」にはそんな解釈は一切ないにも関わらず
この書きっぷり。
すっごい前に「白鳥神社へ行ってきました」でも書きましたが
個人的には石井の「白鳥宮」は「白鳥陵」だと思ってますので、個人的な解釈で言えば
倭尊命が崩御された後、殯宮(もがりのみや)であったと考える讃岐の「白鳥神社」から
石井町の「白鳥宮(陵)」へ移る際この地を経由して行った跡に違いないと思います。

それにしても看板の説明書き、最後から2行めまでは見事に「通説」をそのまんま
記載してるという「見事」さ。
この神社を建立された方、立派!
ですねえ。
というわけで、とりあえず復帰いたしますが「ぐーたら」なのは変わりませんので
ご安心?を。

20 件のコメント:

  1. イコピコのひとりごと2011年7月31日 9:52

    ぐーたら先生。おはようございます。(ぺこり)
    お嬢さんの具合はどうですか?
    よくならたようで、ホッとしています。(ホッ)
    で、すぐ快気祝いっていいながら金泉寺ですか?(爆)
    あそこは亀山にあるんですよね?亀山!
    どっちかって言うと、
    是非亀山神社を調査していただけると、
    日本の復興、お嬢さまの全快、私の個人的満足度がアップするのですが・・・。
    ええっ?ダメだって?そんな殺生な・・。とほほ。
    亀のように、首をなが~くして、お待ちしていますよ。(笑)
    相変わらずの傑作でした。(感謝)

    追伸:お嬢さまには、やさしくしておいてくださいね。
       女の子は、大きくなってから、居て良かったって思い   ますよ。

    返信削除
  2. to イコピコのひとりごと さん
    ありがとうございます。経過は良好です。
    組織検査等の結果も良好でしたので一安心です。
    で、すぐに「金泉寺」バカですねぇ。
    亀山神社は調査するつもりでしたが、出来ない事情が二つありました。
    一つは当日近くの小学校の行事で神社の境内まで車がいっぱいだったこと。
    もう一つは、その日ワタクシ人間ドックでバリウムを飲んだ帰りだったのです。当然下剤も服用し、効果が出るまで3時間以上と聞いておりましたので
    この間にと、金泉寺近辺に向かったのですが
    計算違いか、効果は速やかにやってまいりました。
    金泉寺、亀山神社、小学校の周りには大勢の人々、ここで人間としての尊厳
    を失うわけにはいかない、今まで築き上げてきた全てが崩れてしまう。
    その思いだけで、襲い来る腹中の魔物と戦いながら帰途についたのです。
    「亀山神社」と「阿王塚」は捲土重来を期したいと考えております。
    え?人間ドックの帰りに寄るのが悪い?
    御説の通りでございます。

    返信削除
  3. お嬢様のご快復、誠におめでとうございます。

    長慶天皇陵ですか...
    ヤッパリ、先日の四国巡りで寄っておくべきだったかなあ。
    中御門火葬塚から一番札所で嫁さんの眼が白くなり出して、
    真っ直ぐに藍住方面へ南下したのが惜しまれます。

    白鳥陵もそうですが、日本中のXX陵と称するところを
    全部回るのは至難の業ですね。頑張ってますけど。
    しかし、阿波のことですから、最後の2行と言わず
    全面新解釈と云うのかなと少し期待したんですけど...

    返信削除
  4. よかったですネ♪
    これで一安心です(●^o^●)♪
    早速、ネタを出してくるところは・・・ずるい・・・(笑)♪
    ブログが更新されていないのは・・・やっぱり寂しかったです(ー_ー)!!
    とにかく、良かった(*^^)v

    返信削除
  5. to 猫の兄弟 さん
    ありがとうございます。思ったより経過が良くてほっとしてます。
    で、長慶天皇陵です、いいでしょう(笑)
    シブいところを衝いてると思いませんか。
    >全面新解釈と
    またまたご無体なことを、ワタクシめは病院で「白い巨塔」ごっこをやって
    三度めの「財前教授の総回診」で娘にスリッパを投げられる程度の者ですので、そんな難しいことは(笑)

    返信削除
  6. to すえドン さん
    すいません、ご心配をおかけしました。
    けっこう書くネタはあるんですが、やっぱりそんな気分になりませんでしたので。
    解禁(?)になった途端に飛び出してしまいました(笑)
    ロクでもないおっさんです。

    返信削除
  7. ぐーたらさん,初めてコメントさせていただきます!
    お嬢さん,順調で何よりです。

    私,徳島県にかなり住んでおりますが
    まだ金泉寺には行ったことありませんー(お恥ずかしい)
    しかし,ぐーたら先生の熱弁(笑)を聞いて行かないわけにはいきません!
    今度の土曜日にでも行けたらええなー...♪

    返信削除
  8. to ぐりんま さん
    はじめまして、よろしくおねがいします。
    >まだ金泉寺には行ったことありませんー(お恥ずかしい)
    なーんも恥ずかしくないと思いますよ。
    ワタクシも八十八箇所はほとんど廻っておりません。
    その他の怪しいところばっかり廻っております(笑)
    でも「金泉寺」はいいところです。
    「弁慶の力石」なんかもあって義経伝説に思いを馳せるなんてのも
    いいんじゃないですか。

    返信削除
  9. ぐーたらさん、ご無沙汰をしています。お嬢様のこと、全然知らなくて、ごめんなさい。今拝見してびっくりしました。
    でも、一段落ついたとのこと、よかったです。

    先日、徳島県へ行ってきました。 家族と一緒でしたので神社へは行けなかったのですが、大歩危にある、妖怪屋敷の中で、竜神の伝説や写真を見て、感動していました。

    なかなか、いくことができませんが、その時がきたら、きっと行く事ができると思っています。
    徳島の竜神伝説、よかったら教えて下さい。よろしくお願いします!

    返信削除
  10. きよっさん2011年8月2日 11:38

    ぐーたらさん。こんちは。
    娘さんの回復も順調とのことで何よりです!

    復帰作は腹中の魔物と戦いながらの調査、お疲れさまでした。かなり内容が濃かったですね。

    ひとつ疑問があるのですが「長慶天皇御陵」と言われる場所については全国に20箇所ほどもある...との事ですが何故、知名度が低い(私だけ??)長慶天皇御陵が全国に拡散してるのでしょうか?当時にメリットがあったんですかねえ?

    長慶天皇在位の100年以上前の義経の形跡さえ明確に伝承されているのに決定的なものが出てきてないことにも疑問です。まあこれは他の史跡にも常に付き纏う問題なんですが。

    ま、ぐちぐち言っても仕方がないのでぐーたらさん復帰を喜びながらサボってた仕事を再開します。次回からも楽しみにUP待ってますよ~。

    返信削除
  11. to 愛姫 さん
    ご無沙汰しております。ブログの方は時々のぞかせていただいてました。
    相変わらず精力的で感心しております。
    娘の方は、ホントに一段落して家で憎まれ口など叩いており腹が立つので
    多分大丈夫だと思います(笑)
    大歩危においでてたんですね、徳島市内に近い方までおいでるなら声をかけていただければ先に色々案内できますよ(笑)
    そうですね、徳島の龍神伝説ですか。
    極めつけみたいなところがありますので、こっそり教えちゃいましょう。
    ただ、想像しているような良いモノではないし、またブログに書くかもしれませんので愛姫さんの方に書き込ませてもらいます。
    ちょっとまとめてから書きますので数日お待ちください。

    返信削除
  12. to きよっさん さん
    ありがとうございます。
    ちょっと良くなると憎まれ口ばっかり叩いて腹が立ってしょうがないです(笑)

    で、要は長慶天皇に謎が多いことでしょうね。結局、京に戻った形跡もなく
    終焉の地がはっきりしないことであちこちに御陵ができたんでしょう。
    ただ、「芳闕嵐史」には

    見な剃髪布衣の身に姿を替えて、高野聖の免許状を金剛峯寺に奇策して、當山剛優僧侶の上蔵坊金剛三昧坊を供僧として執事せしめ、潜かに此地を去らしめ、根来寺に一夜を明かして、紀州歌多の津より小船に乗せ奉りて、淡路を右に見給うて、阿波の国富田の庄に着き給い、伊予の国へと落ち行き給えり。

    とあるようですので、僧形になったあと四国のどこかでみまかられたという線は結構「あり」のように思います。

    亀山天皇については亀山神社とともにもうちょっと調べてからね。
    (魔物と戦いながら(笑))

    返信削除
  13. ぐーたらさん、ありがとうございます。
    全然、急いでいませんので、どうぞ無理はされませんように。
    今、少し気になっている神社があります。
    鳴門の、大麻比古神社です。
    私の名前と同じで^^;  友達が先日教えてくれたのですが、それ以来行ってみたいと思っています。

    返信削除
  14. あれ?1日にコメント入れたはずなのに消えてます。
    お嬢さんの御快気お祝い申し上げます。
    自分で言っているので言わないでおこうかと思いましたが、記事はシブイです。

    返信削除
  15. サクラサク48692011年8月3日 17:22

    ぐーたらさん、お嬢さん、元気になられてよかったですね。
    これからお嬢さんがお嫁に行く日まで、一緒に過ごす時間を大切にしてくださいね。「まだまだ」なんて思っててもすぐですよ(笑)私のように後悔しないように・・(^_^)

    復帰早々、相変わらず興味深いブログを書いて下さりありがとうございます。仕事が終わる時間になりましたので、家でゆっくり読ませていただきます。

    返信削除
  16. to 愛姫 さん
    大麻比古神社はいいですよぉ。
    阿波の三つある式内大社の一つです。
    ちなみに後の二つは忌部神社と 天石門別八倉比賣神社です。
    主祭神の大麻比古神は天太玉命(あめのふとだまのみこと)で阿波忌部の
    祖とされています。
    ただちょっと整備されすぎてるところが(笑)
    龍神についてはちゃんと報告させていただきますので(笑)

    返信削除
  17. to 野良根公 さん
    ありがとうございます。
    ホントはね、もうちょっと悪い方へ心配してたので心底ほっとしてます。
    >記事はシブイです。
    誰も言ってくれそうになかったので、先に自分で書いてしまいました(笑)

    返信削除
  18. to サクラサク4869 さん
    ご心配おかけしました。
    娘というのは、手乗り文鳥なんかの小鳥と一緒で、手の上にいたと思っても
    いつのまにかいなくなるようなもんだと思ってます。
    男親には早く愛想を尽かした方がいいと思いますので、バカなことばっかり
    やってます(笑)

    返信削除
  19. イコピコのひとりごと2011年8月4日 23:15

    はははっ。(笑)
    居なくなるとどれだけ寂しいかまだわからないだけですよ。
    2時間くらいで顔が見れる距離に住んでいたって、
    寂しさはぬぐえない。息子より娘のほうが、やっぱり可愛いのです。マジですよ。

    返信削除
  20. to イコピコのひとりごと さん
    うちは親戚も含めて女性がやけに多くて、男は肩身が狭いのです(笑)
    いつもオヤジはのけ者にされているのです(涙)

    返信削除