2012年10月14日日曜日

天石門別八倉比賣神社 秋の大祭 2012

10月13日(土)天石門別八倉比賣神社 秋の大祭でした。
今年は1年間地域の神社の当番と神輿を担ぐ役目が廻って来てて
ひじょ〜に忙しゅうございました。
9月22日 松熊神社掃除
9月23日 松熊神社 ご祈祷
10月7日 馬場掃除
10月11日 幟立て(提灯用の柱と御神燈の準備も)
そしたらこんな感じになります。
あとはそれぞれのお役目の頭屋さんのところに幟が立ち
(こんな感じ、今年のじゃないけど)






で10月13日、まず7時に集合して神輿の準備
16人で担ぐ神輿を8人で引っ張り出すという難行(笑)
天幕を張り、柱のサラシを巻換え、提灯を吊って掃除します。
(ここでワタクシの腰から異音が!)

その時見つけたのがこれ。

「八倉姫神宮」とあります。この神輿用の扁額、四方に同じようにありました。

wikipediaを見てみると

『日本書紀』では、伊勢神宮と石上神宮のみが「神宮」と記載されていた。
その後、平安時代に成立した『延喜式神名帳』では、石上神宮に代わり鹿島神宮と香取神宮が「神宮」と記載された。江戸時代まで「神宮」を社号とする神社は、この3社のみであった。その後、筥崎宮、宇佐八幡宮が加わった。


とありましたが、この神輿の裏側を覗くと「安政三年丙辰九月吉祥日」との墨書がありました。
御神輿なんで、どうにでも造ったんですかね?
社号とはなってなかったかもしれませんが安政三年(1856年)建立の神輿に適当な事を刻むものでしょうか?
それはさておき。
一旦家に帰り、腰に湿布やらテープやらを巻いて、とにかく最後まで動けるように準備を。ここでリタイアしたら交代要員がいないんです。

13時より神事が始まるんですが、ここらの写真はありません。
あったらおかしいでしょ。
本殿より御神体を納め、松熊神社へ向かい御神体を納め、箭執(やとり)神社で御神体を納め小休止。神社から神社まではトラックで移動しますが、御神体を納めるのに階段や急坂は当然「手担き」。
腰から異音が鳴りっぱなし(笑)。保ってよと祈りながらです。

やっと小休止、でもここで座り込んだら立てなくなるのも知ってるので、立つか柱にもたれかかって休みます。

(御神輿の天幕も大正十二年のもの)

この小休止のとき、神輿頭屋さんのご接待でお神酒とかが提供されます。
御神事だしお祭りだし神輿を担ぐから「力水」(笑)なんでしょうかね。
酒、ビールとお煮しめなどいただきますが、ここで飲み過ぎるとえらい
事になるのは経験済み(笑)。
失礼にならない程度にいただきます。
小休止の後、境外の「馬塚」お供えをしてご祈祷を。
あとは頭屋さんとか総代さんの所を数カ所廻り、帰途へ。
箭執(やとり)神社、松熊神社で御神体を戻し、本殿に帰り御神体を戻して終了。
今回は廻る所が少なかったので17時30分頃には終わりました。
あとは御神輿の天幕やら提灯やらを外して倉庫へ戻します。
そこではこんなのが。
鎧?
いつのでしょうね。
あるいは矢野一族のかな?
あるいは何かのイベントの時の衣装かな(笑)
そこまで確認する時間はありませんでした。閉じ込められそうになったんで飛び出します。
もう空は真っ暗。
腰はペキペキ(笑)
腕はだら〜ん。
でも、全員怪我も無く無事終了いたしましたとさ、めでたし、めでたし。


9 件のコメント:

  1. サクラサク48692012年10月15日 17:17

    お疲れ様でした。
    今日のお仕事は大丈夫でしたか?
    お神輿を担ぐのは大変ですが、間近でいろんなものが見えてよいですね。
    ぐーたらさん、神主さんのお着物の色は何か意味があるのですか?よかったら教えてください。

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    1. >神主さんのお着物の色は何か意味があるのですか?
      そんなの知りませんよ(笑)
      今度何かの機会に聞いておきます。
      でも確かに色んなものを間近に見るといろいろ発見がありますね。

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  2. お疲れ様でしたo(^▽^)o
    私の方は・・・まだ「川田八幡神社」の秋祭りの手伝い要請が届いておりません!!
    当番があるので、人数が足りたら声がかからない場合も・・・。
    私は・・・戦力外と見られているか・・・(爆笑)!!
    秋祭り・・・お酒に強くないと・・・大変です!!
    休憩每にお酒が出ます・・・(^O^)♪
    今年は・・・写真を撮りに行けるのか・・・
    それとも・・・二日酔いなのか・・・
    (⌒▽⌒)♪

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    1. ホントに秋祭りはお酒に強くないとダメですね(笑)

      ところでナイショのお話(こんなトコで内緒もないですけどね)
      最近聞いたんですが「川田八幡神社」の◯代宮司さんの奥様が
      家の奥様のいとこだそうです。
      ◯田家から嫁いでるんですよね。
      あ〜世の中狭いですね(笑)

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  3. ごくろうさまでした。
    やっぱり“神輿を担ぐ”ことが共同体の証になるんですねえ。
    ご神癒というものもあったに違いないと思います。

    八倉姫さんこそ、元伊勢神宮かもしれませんね。
    地元の人は知っていた…。
    皇太子殿下、今度のご行幸の折に少し遠回りされてはいかがでしょう。

    神主さんの衣装の色、私も知りませんでした。
    6つの等級があるのだと、ご紹介がこのブログにありました:
    http://ameblo.jp/hajikamijinja/entry-10346377729.html

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    1. あ、神主さんの衣の色は等級だったんですね、なるほど。

      にしても、ホントに皇太子殿下がおいでてくれたらいいんですがね。
      勅使も来てたぐらいだからとも思ったり。
      多分、美馬なら伊◯◯◯神社の前は通るでしょう。

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    2. でしょう。
      もうゾクゾクします。
      行ければ沿道で手を振(るフリをしてご様子を探)りに行きたいものです。

      昭和天皇が徳島を巡幸されたとき(1950年でしょうか)通過するお召列車の車内で立ち上がって南に向かって敬礼されたという話を、たしか忌部神社で聞きました。
      殿下がどこかに向かって敬礼をされたら…。

      もちろん昼間とは限りませんね。
      本当のご神事は深夜におこなわれるものでしょうし。
      夜中に日の丸を持って立ってたら逮捕されるかな。

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  4. サクラサク48692012年10月18日 11:19

    ALI 爺さま、ありがとうございました。
    袴で等級をあらわし、上着?でTPOを・・・という感じなのですね。
    勉強になりました。
    1度でいいから着てみたいな・・・なんて(笑)

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    1. はい、私も勉強させていただきました。
      官位十二階のトップはおそらく紫だったと推定されていますが、神職は白地に白紋というのは清々しくていいですね。
      笏を構え、すまして立ってるのはいい気分かもしれませんね。

      草木染などでいろいろな色彩を楽しむようになったのは日本人の自然崇拝のひとつの形なんでしょう。
      寺の坊サンももとは“糞掃衣”なんていうボロを着ていたのがしまいには金襴でピカピカになったりして。
      いろいろ(ムスリムなんかと比べてしまうと尚更)おもしろい国です。

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