2012年7月16日月曜日

狐の帰る國(補足)

前回の「狐の帰る國」についてですが、あまりにも舌足らずでしたので
少々補足しておきます。



著者の坂東一男氏は大正十二年徳島市八多町生まれ
昭和30年 徳島県議会議員
昭和42年 民社党徳島県連会長
との略歴がありました。
岩利大閑氏の2歳年上であるそうです。

前書きから抜粋いたします。

又、私の大叔父がかつて同じ長国であった佐那河内村の宝蔵寺の住職であった関係で、二歳から六歳まで此の住職や先の老僧から村々の事を教わり、家に帰ってからは祖母の手枕で昔話や昔の歌、近所の事や村々の事、各地の寺や神社のこと等ずいぶん色んな話を聞かされた。
そうして最後には、「大昔の事はこの辺の事でよ、都はここから行ったんでよ、ほんでもな、こんなことよそで言うたら、くくられるきに、言うたらあかんのでよ」と言いつつ涙ぐむのが常でした。


中略


私は元来聞き上手の話下手で、文章を書く事は本当に不得手であったから、彼・岩利大閑に私の知っている事のすべてを話し、彼の参考にしてもらって来た。


と、書かれております。
そうして完成させたのが此の地図。
クリックで拡大します。
見て唸って下さい。ワタクシは初見、唸り続けてしまいました。

16 件のコメント:

  1. サクラサク48692012年7月16日 23:12

    ぐーたらさん、こんばんは。
    この本、欲しいです。
    売ってないのですか?

    ネットの出現で阿波は言挙げする国になりましたね。
    岩利氏やこの本の著者の方など・・・
    喜んで下さってるでしょうね。

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    1. to サクラサク4869さん
      例によって京屋社会福祉事業団で買えるようです。
      ボクは買ってないけど(笑)

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  2. 実は今までもそうだったんですが、リンクしてくれた画像とか、この記事の地図とか、Internet Explorer では表示されないみたいです。
    もしやと思って、Google Chrome で見たらバッチリでした。
    この地図は。
    もっと早く見たかったですね。

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    1. to のらねこさん
      PDFにして送らせてもらおかなと思ってたんですが。
      上のコメントでも書いたように京屋社会福祉事業団で買えるようです。
      もっと早く紹介すればよかったですね(笑)

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    2. ただ在庫僅少とか。
      すんません、直接は確認してないんで。

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  3. あれ?
     ↑ のコメント書いたとたん、Internet Explorer でも見れるようになった。

    なんでやねん。笑

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    1. キャッシュの削除は?
      インターネットのプロパティから一時ファイルの削除ってやつ。
      あれ良く効きますよ。

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  4. きよっさん2012年7月17日 20:54

    こんばんは。「狐の帰る國」入手いたしました。
    狐と狸と大宜都比売命の話の他にも目から鱗の内容が盛りだくさんですね。
    ちょっと私には難しいところもありますがなかなか唸る内容です。

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    1. to きよっさん
      唸るでしょ。
      特に中津峯の話の辺りとか。
      万葉集の話とか。
      相当唸れます(笑)

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  5. この地図とか、リンクしてくれたスキャン画像の文章とか、大いに惹かれましたので、今日嫁に頼んで京屋さんへ注文してもらいました。
    ありがとうございました。

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    1. to のらねこさん
      解釈は別にして(異論もあろうかと)大いに楽しめますよ。
      でも皆動きが早いなぁ。

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  6. サクラサク48692012年7月18日 16:59

    ぐーたらさん、こんにちは。
    今日、注文しました。
    ありがとうございました。
    楽しみ♪

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    1. to サクラサク4869さん
      ここにも動きの早い人が(笑)
      ボクはまだ買ってないっていうのに(ヤバい発言かな)

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    2. そらヤバいですよ、ぐーたらさん!
      「故岩利大閑君との出会いは…」なんていう書き出しの、この歴史的な本がたった(と書きかけて本を見ても値段がない、けれどたぶん)1,000円、うなぎの蒲焼一匹も買えない値段なんですから!
      大阪の手元にも今日届きました。読むのが楽しみで夜が待ち遠しい!
      ぜひお求めください。

      ついでに、がんばれキョーエイ!

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  7. ぐーたらさん、この本のPicasaにupされているのを読んで鳥肌たちました。
    こんな本があったなんて・・・もっと読みたくて注文しました。
    今の時代に岩利氏が生きていればと・・・

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    1. to 猫麻呂さん
      この本の前書きを読んでいただければ分るのですが
      出版は岩利氏の没後でありましたが、いわば
      「道は阿波より始まる」の底本と言えると思います。
      そして仰るように鳥肌が立ちます。
      色んな意味で。
      これは、ある意味怖い本です。

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