2010年4月24日土曜日

甘い生活(蜜月の終わり)

4月の初めに「阿波国風土記」(阿波國風土記編輯雜纂)を入手しはや数週間
この資料との蜜月も終わろうとしています。
見れば見るほどに興味深い文章が記されていて、飽きる事がありません。
しかし、前回の記事にも書きましたが、個人としてこの資料を調べていくには
やはり限界があります。
能力と時間と熱意でしょうか。
まずは能力です。
前回、崩し文字は読めないとか泣き言を書いてましたら福本さんとおっしゃる方
から、
>徳島県立文書館へ行かれたことがありますか。古文書講座が開催されていたり、
>読めない文字の解読をしてくれたりと参考になるでしょう。

などのコメントをいただきました。ありがとうございます。
もちろん、このような公共の施設、講座も利用したいと考えてますが
なんと言ってもこの資料まず量が膨大です。
コピーはA3の用紙で400枚を超えています。見開きの画像ですのでページ数にすれ
ばその倍800ページ以上となります。
そして、その大半が雑纂ですので内容の書き込みが細かい。
また複数の人が書いているので項ごとに字体が全く違います。
少し表示してみます。
全てクリックすれば拡大されるはずです。


この形で数十ページ続きます。
すごい書き込みの量ですがこの
中にとんでもない事が書かれて
たりするんですね。

















この項も同様何十ページも続きます。


このあたりは達筆で、しかも滲んでます。



今までに掲示してきた一部の画像は見やすい所を選んでたつもりです。
なおかつ書いてある事が検証不可能な事が山盛りです。
前にも書きましたが



天日鷲命の御陵は麻植塚にあった?


なんてどうやって調べます?
ちょっとお手上げになってきてるのが解ってくれますか。
そこで、この際と言うものでもないでしょうが

「阿波国風土記」Web上で公開してしまいましょうか?


公開した上で、内容の解読について当ブログを見ていただいてる皆様の力をお借
りしたいと思います。
これも前に

おーい、どうなってるんだー


でも書いたようにどこかこの資料を公開してくれる機関があれば寄贈しようと
思ってました。
でも、県立図書館や県立文書館に寄贈した場合多分装丁はしてくれるでしょう
それで棚において終わり、じゃないでしょうか。
それでは嫌なんです。このたびもWeb上の検索システムには非常にお世話になり
ました。でも文書名が検索できるだけではなく内容がWeb上で見えなければ足り
ません。

最近も「小杉榲邨」の蔵書目録内のある文書を追いかけてましたが「国会図書館」
から「東京国立博物館」と進み「北海学園大学」で途切れてしまいました。
文書名は検索できるのですが、内容が見えません。
国学院大学のデジタルミュージアムなどはすごい情報量でいつもお世話になってま
すが、一般的に資料のデジタル化はまだまだ進んでないようです。

県立図書館に寄贈した場合、内容をデジタル化して公開。多分してくれないでしょう。
実際「阿府志」も「阿波誌」もデジタル化されてません。
「阿府志」なんて図書館に行って何回ページをめくった事でしょう。
図書館の予算が激減されている今、期待すらできません。

じつは筑波大学附属図書館にはメールで問い合わせをしてました。
Webでの公開は可能なのか、不可能な場合クローズドのサイトならかまわないか
などです。
回答としては、
「所定の申請書を提出してください。」
「サイトに記載の規則は守ってください。」
などという事でしたので、申請すれば許可されるのではないかと思ってます。
(まだ申請書は出してません♡)

ただし
「ぐーたら」が勝手に考えた事なので、もしかしてひとりで空回りしてるんなら
それは嫌なので。
「阿波国風土記」(明治版ですよ)が見たいよー、内容の解読に参加するよー
という方は、ぜひとも「コメント」欄に記入してください。
メールでも結構です。左ツールバー「Contact」下の「to ぐーたら」をクリックして
メールしてください。
十人単位で集まれば公開しようと思います。
その場合、サイトの構築と画像の作成、アップについては「ぐーたら」がやって
しまおうかなと考えてます。
(おっと、これは自分で自分の首を絞めてるのか!!)
集まらなければ、県立図書館に寄贈して終わりにします。
今まで通り、ぽちぽち内容を検証しつつ記事にしていきます。

いかがでしょうか?
個人が趣味でやるには行き過ぎだよって、いうのならそれも正しいでしょう。
自分でもそう思ってますから。この記事もやりすぎでしょう。
でも反面一度ぐらいやりすぎてもいいかな、とも思ってます。


最近は読者も増えてます。のらねこさんのブログのおかげです。
加古川、保土ヶ谷、神奈川、高松などからも見てくれる人がいるみたいです。
(もちろん、鹿児島、脇町からも)
岩利氏の時代には考えられなかった事が、今はネット上でできます。
全国から「阿波国風土記」の解読メンバーを集めてもいいじゃないですか。
皆で凄い事ができるかもしれないじゃないですか。
潰れたら、潰れたで「あーあ」と言ってしまいましょう。リスクはないんです。

さて、「ぐーたら」から檄は飛ばしました。
いかがでしょうか。「ぐーたら」の熱意が冷めない間に.......




7 件のコメント:

  1. イコピコのひとりごと2010年4月24日 23:36

    ぐーたらさん。できるなら、私も解読メンバーのお仲間に入れてもらえますか?もちろん、まだリタイヤしていないので、この世知辛い渡世でなんとか細々と仕事しながらというカタチにはなりますが・・。言葉の微妙なニュアンス等も気になるのと、現在も多くの癖のある手書きの書類と格闘する毎日なので・・。微力ですが、ご一緒させてください!!

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  2. いよっ、大統領!!

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  3. イコピコのひとりごと2010年4月25日 7:35

    のらねこ先生!郷土が生んだ「真実のトレーサー」、小杉榲邨先生の崇高な遺志を受け、まずは関心のある人々で進めるうちに、きっと俺も私もとその道のプロフェッショナルな人々が参集し、少しずつわかってくることもあるのではないか、と考えます。それぞれに事情があり、匿名なら参加してみようかな、という方もいらっしゃることでしょう。・・まさに「紙の上の発掘」か「筆跡の鑑識」ともいうべき作業ですが・・。我々の時代で、有縁の有志が集い、「真実のトレーサー」の遺伝子を残して、いつの日か彼岸に至る日がくることを信じながら・・。私はぐーたらさん、のらねこ先生、すえドンさん達にめぐり会えて、本当によかったと思います。・・じゃなかったら「孤独ないにしえ旅人」で終わってそうだったので・・。

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  4. おはようございます♪
    達筆過ぎて・・・チンプンカンプンです・・・(;一_一)!!
    私は古文書にかかわった事はありませんが、これから勉強していきたいと思いますので、あまり力にはならないかと思いますが参加させてください(●^o^●)♪
    5月いっぱいは仕事で本の編集にかかわっていて時間がとれませんが、少しでもお手伝い出来たらと思います!!
    戦力としては、あまり期待しないでくださいネ(*^_^*)♪

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  5. イコピコのひとりごと2010年4月25日 8:08

    すえドンさん!!イヤッホー!!今涙ぐみながら読ませていただきました。・・・祖父や叔父、母、母の兄弟たちに、考えられない程の「言い伝え」や「異譚」を聞かされ育ったもので、「阿波は不思議でいっぱい」を塗りつぶすことができないのです・・。あ~。それにしても生まれてこの方、ストーブ焚きながら5月を迎えるとは・・・。

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  6. 微力ながら、是非とも関わらせて頂きたいと思います。

    よろしくお願い致します。

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  7. すいません。出かけていて、コメントが遅くなりました。

    「いよっ、大統領!!」の声もかかりました。
    おひねりはこちら、おひねりはこちら、花束はこちらへ。

    >私は古文書にかかわった事はありませんが
    「ぐーたら」だって関わった事なんて無いです。

    >微力ですが、ご一緒させてください!!
    >微力ながら、是非とも関わらせて頂きたいと思います。
    「ぐーたら」が一番微力です。

    さてさて、協力していただける方はずっとお待ちしてますが
    なにはともあれ、「ちょっとだけ」動き出してみましょうか。
    ところで、タイトルの下の能書きは読んでもらってますか?
    「 根がグータラなものですので」
    初っ端から力が抜けるでしょう(笑)
    肩の力を抜いてぐーたら、ぐーたら、いきましょう。

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