まとめ：大宜都比売命の裔（６）

まとめ：大宜都比売命の裔（１）
まとめ：大宜都比売命の裔（２）
まとめ：大宜都比売命の裔（３）
まとめ：大宜都比売命の裔（４）
まとめ：大宜都比売命の裔（５）
から続いておりますが、まだ終わりは見えておりません（汗）。

では、続けます。
ここに「四国中世史研究」という一つの出版物があり、その中の
『阿波国一宮社と「国造」伝承』なる一つの論文があり著者は
元徳島県教育長　福家清司（ふけ・きよし）氏となっております。

福家清司（ふけ・きよし）氏については一九七五年に池田高校で教員生活を始め、川島高校長などを務める一方、県教委で長く文化財行政に力を注いできた。専門は徳島、四国の中世史で、二〇〇一年に国史跡に指定された勝瑞城館跡の調査などに貢献した。
との略歴を見る事ができます。

ここで紹介しているのが、阿波国の国造であった「粟凡直（あわのおおしのあたい）」の系図である「粟国造粟凡直粟飯原氏系図」であります。
明治九年丙子年九月。
一般的な史書から見れば、歯牙にもかからない、あるいは嘲笑の的にしかならないであろうこの系図、のちに書かれますが、この一族がその姓を守るためにのみ、出自を露わにした系図がこの一点であるのです。
原典の所在は分かっておりますが、この論文に翻刻が掲載されておりましたので、これを使わせていただきます。
まずは全体をご覧ください。

ざっとご覧になって、どう思われますでしょうか、鼻で嗤う方もいらっしゃるでしょうし、あまりの内容に驚かれた方もいらっしゃると思います。
部分部分を見てきましょう。

まず「月夜見命」が「須佐之男命」と同一神であり、さらには「粟国造粟凡直」はこの大神の末系であるとの記載です。

続いて「大国主神」は大名牟遅神」であり「八千矛神」の別名であると。
そして「積羽八重事代主神」の后が「粟の國魂」である「大宜都比売命」であり

又の名を「大阿波女（おおあわめ）神」「阿波女（あわめ）神」「阿波波（あわわ）神」であり、「天津羽羽神」であり、「粟国造粟凡直」の産（うぶすな）神であり、大粟山上の一宮大明神とあります。

そして、系統の記述をを分け「天日鷲神」が「 粟忌部之祖」であり

その末系に（多分）別神である「大阿波女神」が記載されております。

で、「若室神」こと「葦稲羽神」は「大宜都比売命」の系統に記載されております。

詳しくは次回以降に説明していきますが、「神名帳考証」を確認しても

「阿波神」は「阿波咩命（咩は女に同じ）」であり、事代主神の后神となり給ふ」

とにんしきされているのです。

 「天津羽羽（あまつははの）命」も同じく「阿波咩命」「阿波波神」であり、八重事代主神の后神であると、粟飯原家系図と同じ記載がされていることを見ていただけると思います。

つまり、「大宜都比売命」は「八重事代主神」の后神であると.....

続く
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インドのキティちゃんwww

うわぁ、また張ってしまった...