いただいてます皆様に申し訳ないんで、ちょっとだけ間つなぎに書きますね。
年の始め頃、天石門別八倉比賣神社前の参道に幟(のぼり)が立つ時。
(電話が架かって来て5時起きで立てに行くんだよ)
1月15日は特殊神事と呼ばれる「お粥試神事」が行なわれます。
それは日も落ちて誰もが眠りにつこうとする頃
神事に参加する地元の人々が静かに神社本殿に集まってきます。
(一部やかましい人もいたりします(笑))
深夜に行なわれるこの神事、一年の農作物の植え付けの割合を決める極めて重要な神事
なのです。
崩れかけの火鉢に鍋をかけ、竹筒で粥を炊きます。
その炊きあがり具合で占うのですが。
ちょっと古い資料より。
八倉ハ彌倉(いやくら)ノ意デ、八倉比賣ノ神號ヨリ考察シテモ、農業ノ守護神デアリ
又陰暦正月十五日ニ此社デハ五穀ノ豊凶ヲ占フ五穀祭ガ行ハレ、此ノ地方ノ人ハ占ノ
結果ニヨツテ播種ノ撰定ヲスルホド重大ナ祭デ、當日ハ賽者数千陸續トシテ参道ヲ登リ
雑踏ヲ極メル。
「数千陸續トシテ参道ヲ登リ」とあるほどの祭典でありました。
無論、この数千は占いの結果を受ける人々であって
(こんなのね、今年のもあるけど写真撮ってなかったから古いのね)
神事そのものに参加できる人はごく僅かであったことでしょう。
深夜に炊きあがったお粥によって播種の選定結果を書いたこの「年穀試」が
その場で作られ、配られます。
そして本当ならば、此の後日の出まで社殿で過ごし、日の出を迎えるのです。
が、さすがに最近はそーゆー訳にも行きませんので、解散するのですが
残りたい人は残ってもいいのです。
そして残ったほんの数人の人は数千年伝えられた「秘中の秘」とされている
儀式を目にすることができるのです。
そんな儀式があればね(笑笑笑笑笑笑笑)。
ま、上の3行はウソですけど「お粥試神事」は結構重要な神事でありまして
秋の大祭もそうなんですけど、1月15日は決して動かさないのです。
ぐーたらさん、お疲れさんです。m(_ _)m
返信削除お粥試神事の時はお世話になりました。
あの参道、あの石段を数千の人々が連なって参る様は圧倒される光景であったことでしょうね。
今回の資料で農業の守護神とあることから、八倉比賣神社の祭神である大日靈は大宜都比売神、宇迦之御魂神を指しているように感じました。
やはり大日靈も卑弥呼や大国主神、事代主神と同様の役職名、氏族を指す呼名として考えなければ説明がつかないように思います。
八倉比賣神社の歴史も時代系列が異なる内容が合わさって伝承されているので、頭の中で整理をつけるのが今のところ精一杯ですね。(正確には整理をつけようと考えるところまでですが…。)
大日靈は天照大御神、卑弥呼であったとか、広濱の神が豊玉比賣であるとか、猿田彦が絡んでいたりとか云々、、、もうアタマが混乱してきたので寝ます。
とりとめないコメで申し訳ないですが只今2:30、本日ももちろん勤務ありです。(泣)
おやすみなさい。
to きよっさん
返信削除いえいえ、どういたしまして。
いまでは、あの有様(笑笑笑)ですが。
記事の文章は多分明治以前の頃でしょう。
相当な崇敬と御利益があったことが想像できます。
大日靈は天照大御神でいいんですが、卑弥呼が絡んでくると
ボクもちょっと「?」かなと思ってます。
広濱の神についてはエピソードが神格化したのかな、なんて
「今」思いつきました(笑)
はじめまして
返信削除四国が面白くて、時々お邪魔しておりました。
不快に思われましたらごめんなさい。
この記事にあります鳥居の写真ですが、
ここには数柱の神さまが鳥居をくぐっておられるのが写っております。
神事に向かわれるものと思われ、声を掛けましたところ、
今年は厳しい
厳しい と口々に申され、
今、人は腹いっぱい食らうておるが、
腹七分目まで落としてでも皆で分けてくれよ と申されました。
コメント欄に書き込んだものかどうかと迷いましたが、
最後のお言葉は大切なものと思えてきて、結局書き込むことに致しました。
書き込んで良かったものかどうか私には判断が付きません。
そぐわぬものでしたら、どうか削除して下さいますようお願い致します。
to レモンティーさん
返信削除コメントありがとうございます。
ここらの人は皆、神様がよく通るのを知ってます。
小さい子供は「オバケがいる」なんて言ってますが(笑)
小学生がよく「どこどこにいるよ」などとも言ってますし。
保食神(うけもちのかみ)が神事に向かわれているところなのでしょう。
ありがたい御詞ですね。
震災までは謙虚さが足りなかったことを示しているのでしょうか。
もっと謙虚さと助け合いが必要になってくるのでしょうね。
また御詞をお伝えください。
ぐーたらさん、ありがとうございます。
返信削除コメントを見て、ホッと致しました。
ぐーたらさんの所は、神さまが身近なんですね。
というか、皆さん分かるんですね。凄いです。
四国は面白いです。
四国の出来方自体がすでに不思議ワールドなんですから・・・・
これからもちょくちょく覗かせていただきますね。
有難うございました。
神様が見えるとは羨ましい
返信削除御詞が聞こえるとは更に羨ましい
むぅ~ 小さい子供には見えるってなら精神年齢低いオレにも見えてもいいのに(;一_一)
オレも金曜に八倉比売神社にお参り+花見に行ったんだけどなぁ
ちなみに、御所神社にも参拝してきました!
がっ!! 皆さんがビビらせるから(?)その晩悪夢でうなされましたorz
これって信心が足りないのかのぅ(?_?)
神様どうか次のサマージャンボ宝くじこそ当たりますように♪
(↑こんなことお願いしてるから見えないのか)
to レモンティーさん たろさん
返信削除ボクが「その」話を聞いたのはもう何年も前になるんですが
一部の小学生の間では結構評判だったようです。
この神社が神威あらたかなのは有名なところで、天皇の勅使が
度々訪れていることでも分ります。
来た人は知ってると思いますが、坂を登って行くと貯水場の
分かれ目のところがちょっと広くなってるでしょ。
あそこは「馬場」って言います。
天皇の勅使でも馬で来られるのは、そこまで。
後は神社まで徒歩で歩くのです。
実際に勅使道跡が残っているのです。
さらには戦時中、軍の依頼で勅使が戦勝祈願に来ています。
当時警察官をしてた石井町の久米さんの手記に、残っています。
でも、負けちゃったけど(笑)。
あ、それでね、よく「見える」のは(書いていいのかな)
馬場から登って行ったところの鳥居の辺りです。
真正面でなくちょっとズレて待ってるといいみたいです(ウヘヘヘ)
(一の鳥居って言ってるけど本当は二の鳥居ね)
夕方、あそこらで待っててみて下さい(笑)。
追記
返信削除神社のお参りの仕方。
いろいろ言われてますけど、作法はともあれ
まず御祭神の「弥栄(いやさか)」を言祝ぐ(ことほぐ)のですよ。
だれでも、いきなりお願いされても困るでしょ(笑)。
できればお願い事は2回目以降の参拝がいいですねぇ。
それと、自分の住所、氏名、年令を口に出してはっきり言う事ですね。
(↑これ大事)
素敵な神事が今も受け継がれているんですね。
返信削除ピッタリな言葉が見つかりませんが、とても、とても良いことですね。
美しい時間が流れるのでしょうねぇ。
>・・謙虚さが足りなかったことを示しているのでしょうか。
兎にも角にも、謙虚に生きていくこと。
とても大事に思えます。
あ、生き方がこんなアホウな私が言っちゃあ、いけませんね。
to babymamaさん
返信削除1月なんで年によっては雪がちらついたりします。
ストーブの火がちらつく中、宮司さんの祝詞が
深夜の気延山に染み込んでいきます。
周りは漆黒の闇。
必ず1月15日なので夜に出られるのならば一度
来て見て下さい。
宮司さんにお願いしときますから。
to ぐーたら先生
返信削除やさしいお言葉、ありがとうございました。
重厚な歴史に囲まれた、暖かい人達の隣人に、つかの間でもなれた気がして
うれしかったです。とっても。
うーん、出来るものなら是非。何時か。きっと。
それまでは、たびたび、ここを訪れ、歴史に触れ、やんちゃでおとぼけスパイスの効いた(!?)
みなさんとの会話のお仲間に入れてくださいね。
to babymamaさん
返信削除こんなのは「縁」ですから、「そう」思っていれば必ずその日は
来るもんです。
多分、どこかの神様から呼ばれますよ。
なーんて、ホントは、ほとんどオヤジばっかりの参加なんで
花を添えて欲しいなんてフラチな考えでーす(笑)。
そーなんです。縁なんです。
返信削除私も縁が巡ってきて(ぐーたらさんの計らいで) 今年のお粥試神事に参加させて頂きました。
見知らぬ珍入者の私に対して氏子の皆さんには違和感を感じないように接して頂き、アットホームな雰囲気のなか貴重な体験をさせていただきました。
体験に伴い、もれなくジェントルメンぐーたら氏の素顔も拝める、神事の珍しさもさる事ながら夜の天石門別八倉比売神社はそうそう体験できるものではありません。
私は参加させて頂いて良かったと思いました。
to きよっさん
返信削除コメが書けないじゃないですか(笑)
すいましぇん…。てへぺろ♡
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